作業療法士がバイザーになった方が良い理由とは?

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お仕事お疲れ様です。

今日は、作業療法士の養成学校から毎年やってくる実習生についてのお話です。

2020年入学する学生から、実習の内容が変わることはご存知ですよね。

自分は実習担当じゃないから、実習生を受けれていないから関係ないと思っている人もいるかもしれません。

ですが、今まで実習生を受け入れることがなかった施設に実習生がきます。

実習方法も大幅に見直されています。

今までと同じだと思っていたら大変なことになりますよ。

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バイザーに求められる要件が変更

作業療法士の養成学校の学生の実習指導できるのは、臨床経験が3年以上で今までは比較的学生に年齢が近い若手作業療法士が担当することが多かったです。

バイザーとして学生の実習指導ができる条件がかわります。

作業療法士の免許を取得し5年以上臨床経験が必要になってきます。

それに加えて、厚生労働省が指定する「臨床指導者講習会」等を受講することが必要になってきます。

変更になった理由は、経験が豊富なベテランが実習指導を行うことによって、より質の高い実習になります。

臨床指導者講習会とは?

引用:https://www.irasutoya.com/2014/07/blog-post_14.html

今までの学生指導に必要な要件は、臨床経験のみでしたので、臨床経験が3年以上の作業療法士であれば、誰でも担当することが出来ました。

これからは、臨床経験が5年以上に加えて、臨床指導者講習会を受講することが条件になるとお話してきました。

この変更点は、2017年に決まったものですので、臨床指導者講習会を受講した作業療法士は圧倒的に少ないです。

この臨床指導者講習会は、どれぐらいの期間なのかや、受講することが出来る条件なのか気になりますよね。

まず、日本作業療法士協会正会員であることが条件です。

受講期間ですが、最大14時間になっています。

一番のネックは、年に2~4回しか開催されないことがあり、自分が働いている都道府県で講習会で開催されないことがあります。

病院や施設の上司から、この講習会に行くように言われて参加するケースが多いので、行くのが面倒だなと感じますが、これからの作業療法士界がよりよいものにするために、次世代の育成も大切なことなので、積極的に受講したいですよね。

臨床実習先に訪問リハビリや通所リハビリも加わります。

引用:https://www.irasutoya.com/2014/10/blog-post_824.html

臨床実習先と対象になる施設が増えました。

実習先になるのは、病院・診療所・介護老人保健施設などに加えて、訪問リハビリや通所リハビリが新しく増えました。

実習の半分は病院・診療所で行うことが決められています。

これまでは、病院や介護施設で実習を行うことが多かったのですが、これからは実習先の施設と期間が細かく決められました。

実習生の受け入れ体制を作るのは、上の仕事だということだと思っている人も少なくないかもしれません。

特に初めて実習生を受け入れることになる訪問リハビリや通所リハビリの施設は、準備をより早く行わなければなりません

特に臨床実習指導者講習を受けた人は、もれなく実習生の指導をすることになりますので、通常の仕事が今以上にスムーズに行えるようにするなど、今までの業務の見直しを行っておくことも大切です。

実習が診療参加型になる

引用:https://www.irasutoya.com/2014/11/blog-post.html

今までの実習は、指導する作業療法士が患者さんと行うリハビリを見学することが多かったのですが、これからは実習生もリハビリ室のメンバーの一人として積極的に患者さんと関わる実習に変わります。

全部の実習で診療参加型になるわけではありません。

最初は努力目標になります

この変更は、実習生が実習中により実践的なことを行うことによって、新卒で病院や施設で即戦力として働くことが出来ることを求められています。

この変更により、今までのように「見ておいて」ということができなくなり、指導者も実習生とより密なコミュニケーションが必要になってきます。

そのため、実習生が学んでいる学校の教員とも今まで以上に情報共有が必要になってきます。

自分が作業療法士の学生で実習生として病院で実習をしていた時に、見学が多くて何もできなかったと感じた人も少なくないのではないでしょうか。

実習を引き受けてくれる患者さんがいないと、この診療参加型実習が成立しません。

普段から、患者さんとのコミュニケーションをとり、実習のために協力してくれる人を増やしておくことも必要になってきます。

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バイザーとして気をつけなければならないこと

引用:https://www.irasutoya.com/2018/12/blog-post_373.html

実習のバイザーになって思うことは、「通常の業務でも大変なのに実習生の相手をしなきゃいけないなんて」とか「早く帰りたいのに実習生に付き合わないといけないのに早く帰れない」などマイナスの愚痴がとまらないですよね。

わかってはいるんです。

頭ではわかっているのです。

自分も学生だった時に実習を引き受けてくれたスタッフがいて、同じ思いをしながら実習に付き合ってもらった。

なので、次は後輩たちのために自分が頑張らないといけないと。

こんな作業療法士になりたいと思ってもらえるように、バイザーを頑張っているはずです。

ただ、実習を引き受けたばっかりに、ショックを受けることもすくなくありません。

突然実習生が来なくなってしまった

引用:日本徒手医学リハビリテーション協会

実習が始める時間なのに、実習生が来ない。

同じ学校から来ている実習生に聞いても、遅刻や欠席の連絡も受けていないので、本人に電話をしてみるがつながらず。

仕方ないので、学校に電話してみると驚きの出来事が起こっていたのです。

なんと、学校をやめていたのです。

理由は、みなさんご想像できていると思いますが、レポートが完成せず追い詰められて、実習に行くことができなくなっていました。

実習拒否ですね。

バイザーとして、相談してほしかった気持ちと、自分の指導が何か問題があったのではと落ち込む出来事です。

この話は、意外とよく聞く話かもしれません。

実習生の心の中を読むことが当然できませんが、実習生の表情などを常に観察して、困ったときに相談できる相手だということがわかってもらえるバイザーでありたいですよね。

実習が終わりたくない、もっと学びたいと思ってもらうためには

引用:https://www.irasutoya.com/2017/08/blog-post_561.html

まずは共に学ぶという姿勢が大切です。

実習がおわったあとに、実習生とフィードバックをしますが、自分自身の治療の振り返りをすることによって、普段の自分の仕事について見直すことが出来ます。

学生に説明するために、わかりやすい説明をしようとするために、もう一度勉強をすることになります。

それは、実習生のためではなく、自分がさらに整理して理解することにつながります。

実習生のために余計な仕事が増えたと思いがちですが、発想の転換で自分の成長になっているのです。

そのように、共に学ぶ姿勢で指導してくれたら、実習生はどう感じるでしょうか。

実習で大切なのことは、自分はどんな作業療法士になりたいのか探すことです。

これは、バイザーである作業療法士だけではできません。

自分は指導するわけじゃないから関係ないわではなくて、実習に関わることはないけれど、背中で仕事を語りましょう。

バイザーが困っていたら助ける体制を作りましょう。

そういう雰囲気のいい職場であれば、実習生も安心して実習することが出来ますし、卒業したらここで働こうと思ってくれます。

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まとめ

  • 実習指導ができるのは、臨床経験5年以上で、臨床指導者講習会を受講した人に限られる
  • 見学がメインの実習から診療参加型に変更される
  • バイザーは自分の仕事を見直すきっかけになる

いかがでしたでしょうか。

しばらくは、混乱することもあるかもしれませんが、次世代の作業療法士育成のために自分ができることはやっていきたいですよね。

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