理学療法士が給料を上げるにはどうしたらいい?

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私自身も施術所で勤めていましたが、数年働いても給料が上がったのは雀の涙ほどでした。

この職場でずっと働いていても給料は大きく変わらないんだと思い転職を決意しました。求人なんて久しぶりに見た私はまたもやビックリ!とある求人の初任給が今までの自分の給料より高かったんです!泣

実際に転職してみて数年間勤続しましたが、当時のお給料と比較すると、なんと年収は200万円近く上がっていました業務内容は変わらず、休日も増えたのに年収でここまでの差があるとは思いませんでした。


引用:https://images.app.goo.gl/2T5FRa5hZSuZXfmZ6

理学療法士の人数はここ数年増加し続けています。

理学療法士と聞くと医療関係の仕事であり、給料も高いと思われがちですが、
皆さんが想像しているほど理学療法士の給料は高くありません

また、理学療法士の人数は増加傾向にあるため、役職に就いて給料がアップする人も限られています。

そこで、今回は理学療法士の給料はどうすれば上がるのかということについてご紹介していきます。

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理学療法士の給料の現状

引用:https://images.app.goo.gl/FLr51nhgCQ581jRT7

厚生労働省の調査によれば、現在の理学療法士の平均年収は約406万円とされています。
しかし、20代前半の経験の浅い理学療法士の平均年収はさらに低く、
男性は328万円、女性は322万円という結果が出ています。

昇給やボーナスによって、さらに収入が上がる可能性もありますし、
役職手当や扶養手当などがあればさらに年収が上がると見込まれます。

しかし、看護師ですと平均年収は480万円、臨床検査技師ですと475万円になるため、
理学療法士の給料は他の医療従事者と比べて低い傾向にあります。

理学療法士は国家資格でありながら、このように年収が低いのが現状となっています。

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理学療法士の給料が低い理由

引用:https://www.photo-ac.com/

先程もご説明したように、理学療法士の平均年収は約406万円程度です。また、初任給は約23万円ほどです。

実は理学療法士だけでなく、作業療法士や言語聴覚士など、
リハビリ職全体を通して、医療機関では給料が低い傾向にあります。

それではなぜ理学療法士の給料は低いのでしょうか。
ここでは理学療法士の給料が低い原因についてご紹介していきます。

理学療法士が多すぎて供給過多になっている

冒頭でもお伝えしているように、理学療法士の人数は近年増加傾向にあり、
それと比例して、リハビリ関係の養成所の数も増加しており、毎年1万人の理学療法士が誕生しています。

そもそも、医療機関で働く理学療法士の給料は国の医療費や財源によって賄われています。
理学療法士界全体でもらえる金額が定まっているのに対し、理学療法士の人数が増加すれば、
それだけ国の医療費や財源を圧迫することになります

もちろん、政府は国の支出を抑える対策の一つとして、医療費を抑えようとしているため、
理学療法士の給料は一向に上がりません

つまり、売上の天井は決まっているのに、どんどん社員が増えていくような状況であるため
従業員一人ひとりに還元しきれない、というのが医療機関で働く理学療法士の給料事情と言えましょう。

また、理学療法士の人数が多いと、それだけ専門性や資格の価値が下がることにつながります
誰にでもできる仕事、という風な認知のされかたをしてしまいますもんね。
そうなると、国家資格としての価値や希少性もなくなってしまうので、
給料が上がらないことにつながります。

ここまでを聞くと、昇給することが非常に難しいことはよくわかりますが、、
給与総額は変わらないのに従業員が増え続けているこんな状況でも
年収が下がらずに済んでいることが奇跡的だとも思えます。

理学療法士の給料は法律によって縛られている

理実は、学療法士だけでなく、医療職の給料は法律によって縛られています

医療職では1単位(20分)当たりの給料が決まっており、1日24単位が上限と定められています。
そのため、頑張れば頑張るだけ給料が上がるというものでもありません

医師の場合は、スキルや経験、知識によって、1日の間に外来診察で診られる人数を増やすことができるため、
開業医になるなど、力量次第で給料を上げることができます

しかし、理学療法士の場合、1日の上限単位は24単位だと決まっていますし、
そもそも理学療法士は医療従事職ではありますが、医師の判断の元でしか施術を許されてはいません

そのため、医師よりも単位給が高くなることはないでしょうし、
今の日本の医療システムでは、資格単位で給料が決まっていると言っても過言ではないでしょう。

このようなことから理学療法士の給料は法律によって縛られており、
医療現場で理学療法士として年収UPを望むには、限界があるのです。

理学療法士の認知度が低い

理学療法士の認知度が低いことも給料が上がらない原因の1つだと考えられます。

リハビリという単語は広く知れ渡っていますが、
いざ「理学療法士」や「作業療法士」、「言語聴覚士」といった資格の名前になると、知っている人は少なくなります

今まで、活躍の場が医療機関中心であったため、過去に入院しリハビリをしたことがある人など
理学療法士と日常生活で関わる人の方が圧倒的に少なかったことも多少なりとも影響していると思いますが、
認知度が低いということは、世間の関心度合いも低くなります。

理学療法士や作業療法士などのリハビリ関係の仕事の認知度が上がると、社会的需要も向上するため、
給料や待遇、体制などが変化することにつながります。

理学療法士は仕事のスキルが評価されにくい

理学療法士の仕事内容は、怪我や病気などで、身体に障害のある人や日常生活を自由に送れない人に対して、
日常生活が送れるように基本的な動作ができるようリハビリを行う仕事です。

リハビリは肉体的な仕事をイメージされがちですが、実際は知的な仕事です。

日常生活の基本的な動作ができない原因と様々な角度から分析し考えて、リハビリを実行するのですが、
あまり理学療法を知らない人から見れば、肉体的な労働をしていると思われていることが多いため、
体力仕事と判断され、評価されにくく、給料が上がりにくくなっています

また、たとえベテランが施術しようが、新人が施術しようが、患者さんからいただく金額には差が発生しません
そのため、指名料や技術料といった付加価値についても認められていない環境下であるため、
実際に働く理学療法士も、自分のスキルがいかほどか、よくわからないのも正直なところでしょう。

施設としては、どの理学療法士がどれだけ売上に貢献しているか、という
評価システムが成り立っていない以上、給料に反映することは難しいのではないでしょうか。
給料もさることながら、モチベーションについても悩みが出てきそうですね。

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理学療法士が給料を上げる方法

引用:https://www.photo-ac.com/

理学療法士が給料を上げるにはどうすれば良いのでしょうか。
ここでは理学療法士が給料を上げるためにどのような方法があるのがご紹介していきます。

職場で出世する

理学療法士は初任給は同世代の平均収入よりも高いものの、
長く働き続けてもあまり給料は上がらない傾向にあります。

しかし、職場で主任や科長といった役職につくことで役員手当が出たり、ベースの給料が上がったりします。
そうすることで、年収が徐々に上がっていきます。

また、職場にもよりますが、人数が少ない職場ほど、役職につきやすくなります
その分仕事量が多かったり、任される仕事の責任が重いこともありますが、
逆に人数の多い大規模な病院などは役職につくのに10年以上勤めて実績を積む必要があるところもあります。
若いうちからの苦労は、意外と昇給への近道になるかもしれません。

ただし、そもそも従業員数が少ない職場ですと、患者さんの来院数も少ない所の方が多いため
高待遇での昇給は厳しいところも少なくはないでしょう。
コツコツと周りの諸先輩方とコネクションを構築し、条件の聞き出し等に励まれるのが懸命だと思います。

また、出世とは異なるものの、専門学校出身の理学療法士であれば「高度専門士」の資格を取得する方法もあります。
これは4年制の大学を卒業したことを示す資格であり、3年制の専門学校を卒業した人であっても取得が可能です。

「高度専門士」の資格を取得すると、職場によっては昇給する場所もあります。
一度職場に確認してみるのもいいかもしれません。
今後転職などを検討する際にも活かせる資格になりそうですね◎
先々を考えて資格取得に励むことはキャリアアップにつながりそうです!

開業する

日本の理学療法士の資格だけでは、開業権は認められていませんが、
柔道整復師や鍼灸師など、開業権などを認められている資格とのダブルライセンスをお持ちの方であれば
訪問のリハビリ事務所パーソナルジムなどを始められます。

開業してうまくいけば、今現在働いている職場よりも多くの給料を稼げるかもしれませんし、
休日や労働条件なども自分で決められるため、自由度が大きいです。

また、施設や団体に所属しているとなかなか自分のキャリアや方針を決めてやりたいようにやる、が不可能でしたが、
開業したり、フリーランスで働くと、突き詰めたい分野をとことん突き詰めることも可能ですし、
自分の思いと共にご自身のキャリアを歩くことができます。

また、時間にゆとりが生まれる分、様々な挑戦も可能になります。
すでに開業されている方の中には、ご自身で施設を運営されているほかに、
研究成果に関しての執筆活動をされている方や
講演会での登壇などをされている方もいらっしゃいます。

イチ経営者として、事業の幅を持たす取り組みもしやすいのではないでしょうか。

しかし、自由度が大きい反面、リスクが伴います。
施設を構えての開業をされるなら経営や財務の知識も必要になりますし、
失敗すれば、多額の借金を背負うリスクもあります。

従業員を雇うような規模感でお考えなら、なお一層やりたい放題はできません。

更に、執筆活動にしろ、講演活動にしろ、理学療法士が増加しているからこそ
他者との差別化や、何かに特化するなどの特徴が求められているのも事実です。

また、施設を開業する際には理学療法士が行える施術範囲も決まっているので、
開業前には法律上の問題もあらかじめ解決しておく必要があります。

介護業界へ転職する

理学療法士で給料が上がらないと感じたら、転職するのが一番安全でベストな選択肢と言えるでしょう。

理学療法士は転職で年収を上げることは可能です。
先ほどもご説明したように、理学療法士の人数は増加傾向にあり、給料がなかなか上がらない状況です。
しかし、人数の少ない職場で役職についたり、待遇の良い職場につくことで、給料を上げることができます

勤務する施設の形態によって、給料は上下しますが、
今、リハビリテーション職の需要が圧倒的に上昇しているのが介護保険領域です。

老人ホーム、デイケアサービス、など、形態は様々ではありますが、
2000年以降、介護施設に1人必ず「回復機能指導員」を配置しないといけない法律が定まり、
それがきっかけで、医療現場が活躍の場としていた理学療法士が徐々に介護福祉現場で働くようになっています

特に、理学療法士としての経験を持っている方であれば、
「回復機能指導員」として、施設全体のリハビリテーションプランを策定することや
一番施設の利用者さんと触れ合う機会の多い介護スタッフへの指導など
施設の中でも重役ポジションで迎えられることも少なくはありません。

施設によりますが、回復機能指導員であれば月収35万円以上も臨めるため、
医療施設で10年経って昇進するよりも早く、高収入を得られるでしょう。

ただし、患者さんとのコミュニケーションが医療機関で働くよりも難易度が高くなることも予想できますし、
回復機能指導員や理学療法士は、施設に自分一人だけ、という
責任重大な環境下で働くことを求められる可能性もあります。

ご自身の今後のキャリアと相談して、しっかり考えてみてください◎

<PT・OTが確実に年収をあげるには?>

訪問リハビリテーションに転職する

こちらも介護業界でのお仕事にはなりますが、理学療法士としての経験が浅い方に特におすすめなのが
「訪問リハビリテーション」でのお仕事です。

理学療法士の仕事ぶりに関して、評価がしづらい、というのが通説だとお伝えしていますが、
この訪問リハビリテーションであれば、何件患者さんの元に訪問したかによって
給料に報酬をつけるという「インセンティブ制」を設けている所が多いです。

まさに、頑張れば頑張るほど給料が上がる、を体現できる環境下で働けますし、
リハビリテーションの経験を積むにはとてももってこいです

ここでリハビリ経験をしっかり積んで、ゆくゆくは先ほどお伝えした
回復機能指導員として、別の施設で働きたい、などビジョンがあると特に頑張れそうですよね!

ただし、体力勝負であることは間違いないですし、
諸般の事情で頑張れなかった月は、お給料が下がります。
もろ刃の剣ではありますが、それでも給料を上げたい!と考えられている方には特におすすめです。

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まとめ

引用:https://www.photo-ac.com/

今回は理学療法士の給料を上げる方法についてご紹介してきました。
理学療法士は医療業界の職業であるものの、給料が低く、上がりにくい傾向にあります。

理学療法士が給料を上げるためには、今の職場で出世を狙う方法もありますが、
開業をしたり、業界を変えて転職をしたりと様々な選択肢があります。

自分にあった方法を見つけ、今よりも給料アップを目指して活動してみましょう。

PT・OTが年収を大幅に上げる方法!!

『給料が少ない』

『休みがない』

『貯金がない』

『今の職場はストレスが溜まる』

『人間関係に疲れた』

理学療法士や作業療法士の国家資格を取得して就職をしたものの、給料面や休日などで現状に不満があるセラピストの方は非常に多いかと思います。

そんなセラピストの方にオススメなのはズバリ転職です!!

現状に不満があるなら転職しましょう!

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私自身も施術所で勤めていましたが、数年働いても給料が上がったのは雀の涙ほどでした。それでもいつか給料が上がると信じて、休日も月に4回で頑張っていました。ある日私より5年先輩の上司のお給料を聞いて驚愕しました。金額が私と1万円ほどしか変わらなかったのです。

この職場でずっと働いていても給料は大きく変わらないんだと思い転職を決意しました。求人なんて久しぶりに見た私はまたもやビックリ!とある求人の初任給が今までの自分の給料より高かったんです!泣

実際に転職してみて数年間勤続しましたが、当時のお給料と比較すると、なんと年収は200万円近く上がっていました業務内容は変わらず、休日も増えたのに年収でここまでの差があるとは思いませんでした。


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