理学療法士が介護職につくことは多い?介護保険を使って仕事をするには?

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徐々に理学療法士が介護福祉の現場へも活躍の場を広げているとは聞きますが
一体どれくらいの人が、どんな風に働かれているのでしょう?

介護保険との関わりにも触れながら、ご紹介していきます◎

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理学療法士と介護福祉現場

引用元:https://www.photo-ac.com/

理学療法士の有資格者のうち、約80%が所属するという日本理学療法士協会
2019年3月末の統計において、その会員数は119,525名という結果が出ています。
そのうちの約7割が医療施設で働いているとされ、残りの3割、約3万人ほどが介護福祉施設で働いているそうです。

2000年に制定された介護福祉法が施行されてから、
介護現場でのリハビリテーションが必須とされるようになり、
そこから理学療法士の介護福祉分野への介入が徐々に進んできてはいますが、
20年が経った今もなお、介護福祉現場では人手不足が深刻化しています。

人手不足が謳われているとなると、即戦力となる経験者を求められてしまうため
なかなかスタッフが充足しきらないという状況も続いていますし、
施設に理学療法士が1人だけ、といった人員構成も珍しくありません。

そのため、理学療法士としてのスキルアップや研修などが充実しているとは
お世辞にも言い難い環境下ですし、スキルを積むことを考えた時には
実践をひたすら積む、もしくは、自身の足で講習会等に出向かないといけない、そんな現場です。

機能訓練指導員になれる理学療法士

理学療法士が介護現場に参入しはじめたきっかけとなっているのが
介護施設における「機能訓練指導員」の必置
すでにお話している通り、施設でのリハビリテーションを取りまとめる役割なのですが、
理学療法士を筆頭に、柔道整復師など、8つの国家資格の有資格者であれば
誰でもなれるものになっています。

業務内容としては、施設利用者さんに対してのリハビリテーションを行うことはもちろん、
施設で働く介護スタッフへの教育や、リハビリテーションプランのとりまとめなど
施設全体を通して、どうリハビリテーション・ケアをしていくか規模の大きな仕事を任されています。

そのため、患者さんとの二人三脚でやってきた医療機関での経験はもちろんですが、
集団を取りまとめていくマネジメントスキルや、
リハビリに関してほとんど無知な状況の介護スタッフへの教育も求められるため、
新卒でいきなりなれるものではないことは確かです。

そのため、いま現場で働いている理学療法士の多くは、
医療機関での現場経験を経てからの転職者が圧倒的に多く
その世代も40代前後であるとの数値も出ています。

単純計算で約20年ほどのキャリアを積んだ人が多くいるとのことですので、
やはり介護福祉現場で求められているのは「経験」であると言えます。

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「医療」リハビリと「介護」リハビリという差がある。

引用元:https://www.photo-ac.com/

ちなみに、社会保障の範囲内で行われるリハビリテーションには種類があります。
病院やクリニックで行われるような「医療リハビリ」と、
介護施設等で行われている「介護リハビリ」の2種類です。

それぞれ財源が医療保険料と介護保険料になっており、理学療法士たちのお給料の元になっていたりします。

これらの違いを見てみましょう!

医療リハビリ

医療機関でのリハビリテーションを「医療リハビリ」と呼ばれますが、
介護リハビリとの違いは、「治療・訓練による特化した機能回復」を目的としています。

病院はリハビリの専門職も多く、充実したリハビリを受けられます。
働かれている方はすでにご存じだと思いますが、
機械・設備等も最先端のものを使用されている所が多いため、
各症状に一番合っている施術が可能な環境です。

また、病気別にリハビリが行われているところが多く、
医師の判断で延長も可能ではありますが、リハビリが受けられる日数に制限があります
そのため、長期にわたってのリハビリは、病院では受けられません

介護リハビリ

医療リハビリでの目的は「治療・訓練による特化した機能回復」を目的としていましたが、
介護リハビリにおいては、「日常生活全般をリハビリと捉えた機能維持」を目的としており、
介護認定を受けられている方のみが対象となっています。

その種類としては、通って行う「通所型リハビリ」ご自宅で行う「訪問型リハビリ」
施設に入所して行う「入所型リハビリ」があり、
各利用者さんの要介護度に合わせて、サービスの種類を変えています

また、医療保険でのリハビリとは違い、日数や症状に制限がないため、
リハビリの必要性があれば継続して受けられます
そのため、介護でのリハビリは日常生活の“できない”を“できる”にするためのものと言われています。

医療リハビリに関しては、患者さんと病院との関係性のみで構築されていましたが、
介護保険でのリハビリは、ご家族や地域住民の方まで様々な人がかかわることができます。
日常生活全般をリハビリと捉えるため、施設にいない自宅での時間も重要ではありますし、
なにより介護施設に勤めるスタッフがかなり多いです。

そのため、介護施設で働くと、理学療法士としての知識はもちろん、
勤務を通して、介護福祉についての知識もおのずと蓄えられていくことが予想できます。

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介護施設で働くには

引用元:https://www.photo-ac.com/

介護現場でのあれこれをお伝えしてきましたが、実際に働くとすれば
どんな人が求められているのかというと、即戦力・経験者であると言えます。

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新人~若手クラス向け:訪問リハビリテーション

ある程度の経験を積んだ若手の理学療法士さんには、
体力のある今のうちに、たくさん経験が積める環境をおすすめします!
それは、「訪問リハビリテーション」です!

通常であれば、患者さんが病院や施設に通院しに来てくれるパターンですが、
これは全く逆で、理学療法士自らが、患者さんの元に出向く仕組みです。

また、理学療法士に対しての評価方法や給与体系も珍しく、
「インセンティブ制」という報酬制度を設けています。
理学療法士の訪問件数に合わせて、お給料に変動が出る仕組みになっており、
行けば行くほど、お給料が上がるような仕組みになっています。

急に介護施設で働いてください!と言われても、
いきなり大人数を見ないといけない、というのはなかなか至難の業
更には介護業界全体での人材不足のために、リハビリテーション以外の業務
お手伝いをしないといけないこともあります。

ですが、訪問リハビリテーションであれば、リハビリテーションだけに集中できる以上に
患者さんと1対1でしっかりと向き合える環境下で施術ができます
そのため、ご自身の技術力と、時間内でここまで進める、というプランニング能力も向上が期待できます
なにより、頑張れば頑張るほどお給料が上がるシステムだと、モチベーション高くお仕事を続けられるはず

経験を積んでキャリアアップがしたい方にはぜひおすすめです◎

働くパパさん・ママさん向け:デイケアサービス

働きながら子育てや育児を両立することは、なかなか大変だったりします。
そこに残業や夜勤が圧し掛かってくるとなると、もう自分のことで手一杯ですよね…

そこで、オススメしたいのが、「デイケアサービス」です。
デイケアサービスでは、どこの施設でも大体朝8:30頃~夕方17:30頃まで施設で利用者さんをお預かりし、
お風呂や食事のお手伝い、リハビリテーションのレクリエーションなどして、
1日過ごしてもらうサービスを提供しています。

何がオススメなのかというと、定時時間が明確であること!
送迎などもありますが、施設に利用者さんがいる時間は毎回決まっています
それに伴い、従業員の定時も明確なため、残業が控えめになっている傾向にあるそうです。
ワークライフバランスを考えたい方には重要な条件なのではないでしょうか?

更にもう一つオススメなのが、介護レベルが低い方の施術から始められること!
デイケアをご利用されている方たちは、要介護度が1~5であることが利用条件にされていますが
特別養護老人ホームやショートステイに比べると、介護度が低めの方が多いため
初めて介護業界に飛び込む方でも、とっつきやすいのです◎

徐々に介護の知識もつけていきながら、長く現場で働きたい方には非常に向いていると思います◎

最後に…

違う業界に飛び込むとなると、やはり勇気がいるもの。
だからこそゆっくりと、焦ることなく歩みをすすめたいものですね!

バリバリとがんばることも大切ではありますが、今後どうなっていきたいか、少しだけ立ち止まって考えてみてくださいね!

 

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