理学療法士と作業療法士・言語聴覚士の給料の違いを比較

現状に不満があるなら転職しましょう!

現状の給料や休日、人間関係に不満があるなら転職するのが一番です!

私自身も施術所で勤めていましたが、数年働いても給料が上がったのは雀の涙ほどでした。

この職場でずっと働いていても給料は大きく変わらないんだと思い転職を決意しました。求人なんて久しぶりに見た私はまたもやビックリ!とある求人の初任給が今までの自分の給料より高かったんです!泣

実際に転職してみて数年間勤続しましたが、当時のお給料と比較すると、なんと年収は200万円近く上がっていました業務内容は変わらず、休日も増えたのに年収でここまでの差があるとは思いませんでした。


「セラピスト」と呼ばれる国家資格は3種あります。
理学療法士・作業療法士・言語聴覚士、
それぞれのお給料事情はどうなっているのでしょうか?

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理学療法士の給料

引用元:https://www.photo-ac.com/

2018年度の厚生労働省が発表している賃金構造基本統計調査において、
理学療法士の平均年収は409万円という結果でした。

医療現場で働くか、介護福祉分野で働くかによって、金額の差が少々あるようです。

また、医療現場で働くにしても、国公立病院なのか、私立病院なのかによっても違いがあり、
国公立医院の場合は、初任給は少ないものの、昇給額が大きく
私立病院の場合は、初任給が高いものの、月の給料は横ばいだそうです。

収入を増やすためにも独立を考えられる人が多いですが、
理学療法士は医師の判断の元、患者さんに施術をするため
理学療法士の資格1本では接骨院や整体院など、開業ができないのが実情です。
医療職特有ではありますが、日頃のワーキングに加えて勉強が必要なのが「理学療法士」のお仕事…

ただ、アメリカでの理学療法士の地位はかなり高く、
日本とは違って理学療法士資格のみで開業権もあるため、
独立すれば年収1000万円をもたたき出す人もいるんだとか。

研究熱心な方であれば、海外での資格取得後、日本に帰って開業する、なんてのも
年収UPにつながるのではないでしょうか?

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作業療法士の給料

引用元:https://www.photo-ac.com/

厚生労働省の賃金構造基本統計調査によると、2017年度における作業療法士の平均年収は約390万円でした。
日本人の一般的な年収とそう差がないため、ごく平均的な数値でしょう。

リハビリテーションを主な職域とする作業療法士は、
そもそもの活動時間帯が日中なこともあり、他の医療職とは違い夜勤がないため、手当は若干少な目です。

働く場所の環境にもよりけりだとは思いますが、比較的患者さんが多く来るような人気の場所であれば
お仕事も忙しいことは間違いないですし、その分お給料も弾む可能性はあるのではないでしょうか?

病院勤務か、福祉施設勤務か

働く場所の環境にもよりけりとお伝えしていますが、
具体的に言うと、介護福祉施設より医療機関のほうがお給料が少々高めとの調査結果が出ています。
総合的に見て、売上高がその2種類の中での大きな違いになっており、
どれだけリハビリテーションに予算を割けるか、が収入差の要因になっています。

確かに、総合病院等であれば、リハビリ科以外でも利用される患者さんが多いですし
売上は確かに介護施設よりも高そうな印象ですよね。

ただ、いま需要が高まってきている介護業界も伸び率は悪くなく、
各施設の方針や、介護施設の需要度合によっては、この説が逆転するケースもしばしば出てきているようです。

またポイントとなるのが、医療機関・介護施設に問わず、売り上げ高に対しての従業員数
需要が高くて従業員数も多いと、従業員1人に対しての還元率は低くなります。
ただし、需要が高くて従業員数が少ないと、給料は高くなる分従業員1人の業務量は多くなり、仕事上の負担や責任は大きくなる傾向にあります。

すなわち、給料に関しては働く場所の人気次第。
しっかりリサーチしたうえでの職場選びが大切になってきます!

人気が出てきている訪問リハビリテーション

最近のトレンドでは、介護業界全体において「訪問」スタイルの施設が増えてきています。

従来、一般的な施設においては、どの作業療法士が施術したことで、どれだけ患者さんの回復に貢献したのか、
これを見える化・数値化して評価することも難しい課題でした。

患者さんとの相性や、医院・施設以外での暮らしも回復に大きくかかわる要素なので
なかなか施術の貢献度だけでの判断はしづらいのも事実です。

また、美容室などとは違い、新人が施術しても、ベテランが施術しても、
患者さんからいただく金額は変わらないのがリハビリテーション…

確かに、サービス業などではベテランの方に施術してもらうとプラス料金を取られますが
整骨院や整体院では、そういった料金は取られたことがありませんね!

そこで、「訪問リハビリテーション」として、訪問件数に合わせてインセンティブを付与する施設が増加してきているのです。
分かりやすい判断・評価基準で、働く側のモチベーションも上がりやすくなったことでしょう!

このように「訪問」を筆頭に、
作業療法士さんの働きやすさ、続けやすさを考えた仕組みを考える風潮が介護業界にも訪れています。

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言語聴覚士の給料

引用元:https://www.photo-ac.com/

一般的には年収300万円~400万円ほどと言われている言語聴覚士ですが、
平成28年度介護従事者処遇状況等調査結果の概要によると、平均年収は約343万円との結果が出ています。

作業療法士・理学療法士と同じく、
勤務先の収益によってボーナスが弾んだりすると若干収入が増える見込みではありますが、
言語聴覚士として年収500万円以上を目指したいのであれば、管理職・マネジメント層への昇進が必要と言われています。

また、福祉専門職の転職サイト、PTOTST WORKERの調査によると、
地方での言語聴覚士さんの年収が、平均より40万円~50万円ほど上回る金額が出ていることがわかりました。

人手が足りていない場所だからこその結果だと思うのと、
そういう地域こそ、若手の力が必要と考えている施設が多いと推測できます。

しかし、縁もゆかりもない地方での就職はイメージしづらい方も中にはいるかもしれません。
一体どうやって年収UPを図ればよいのでしょうか?

「認定言語聴覚士」の資格取得をする

言語聴覚士は、言語障害(失語症・構音障害、等)聴音障害によるコミュニケーション障害
小児に対する発達上の言語・構音の問題に対して、治療・訓練を行う専門職です。
つまり、何らかの原因で言語コミュニケーションが難しい人に対してのサポートを行う仕事です。

近年研究を進めていくと、発音と摂食・嚥下にかかわる器官が共通であることから、
摂食・嚥下のリハビリテーションに言語聴覚士も関わるようになってきました。
実に全体の7割ほどの言語聴覚士が摂食・嚥下のリハビリテーション経験があるとの結果も出ています。

認定言語聴覚士は、平成20年度に日本言語聴覚士協会が新しく設けた認定資格で、
『摂食・嚥下障害、失語・高次脳機能障害、言語発達障害』の3つの領域を範囲としています。
言語聴覚士として満5年以上の臨床経験があり、生涯学習システムの専門プログラムを修了していれば取得可能の資格です。

このプログラムの中には症例の発表や学術活動を行う必要がるため、
摂食・嚥下障害などに関するより専門性の高い知識を持っているという証明になります。
いわば、言語聴覚士をさらに突き詰めた資格であると言えます。

この資格は、言語聴覚士として現場で活躍するためのスキルアップが可能なだけではなく、
言語聴覚士としてキャリアを形成する上でも有利となり、昇給審査や転職時の年収査定で優遇率が上がります。

専門性の高い資格なので、今後、施設等での「指導」に興味がある人や
言語聴覚士を育成する教育機関での講師というキャリアを目指したい方にはおすすめです。

転職を考える

理学療法士、作業療法士と比べると、圧倒的に数が少ないのが言語聴覚士。
医療分野・介護分野いずれの領域でも理学療法士が約60%・作業療法士が30%を占める中で言語聴覚士は約10%前後
資格の取得者数・就業者数が共に少なく、希少資格であると言えます。

言語聴覚士は医療現場だけでなく、福祉・教育領域で働く人もいます。
リハビリテーションセンターや老人保健施設、学校教育現場などでも働ける、選択肢の多い職業です。

給与UPできるかどうかは、一概に約束できるものではありませんが
今までのキャリアを勘案して、金額を査定してくれる企業がほとんどです。
交渉次第では年収UPも可能にはなると思いますが、その分責任あるポストを任せれることが多いでしょう。

また、ごく少数ではありますが、専門の研究機関でも働くチャンスがあります。
現場で患者さんに対して助けてあげたい、というよりは
知識を深めてより多くの人に効果的なリハビリテーションを考えたい!という
研究熱心な方にはとても向いていると思います。

今までの経験と、これからどう働きたいかを加味して
ぜひ良い転職先を見つけてください◎

PT・OTが年収を大幅に上げる方法!!

『給料が少ない』

『休みがない』

『貯金がない』

『今の職場はストレスが溜まる』

『人間関係に疲れた』

理学療法士や作業療法士の国家資格を取得して就職をしたものの、給料面や休日などで現状に不満があるセラピストの方は非常に多いかと思います。

そんなセラピストの方にオススメなのはズバリ転職です!!

現状に不満があるなら転職しましょう!

現状の給料や休日、人間関係に不満があるなら転職するのが一番です!

私自身も施術所で勤めていましたが、数年働いても給料が上がったのは雀の涙ほどでした。それでもいつか給料が上がると信じて、休日も月に4回で頑張っていました。ある日私より5年先輩の上司のお給料を聞いて驚愕しました。金額が私と1万円ほどしか変わらなかったのです。

この職場でずっと働いていても給料は大きく変わらないんだと思い転職を決意しました。求人なんて久しぶりに見た私はまたもやビックリ!とある求人の初任給が今までの自分の給料より高かったんです!泣

実際に転職してみて数年間勤続しましたが、当時のお給料と比較すると、なんと年収は200万円近く上がっていました業務内容は変わらず、休日も増えたのに年収でここまでの差があるとは思いませんでした。


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