作業療法士が独立開業する為には何が必要?フリーランスとしても働ける?

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私自身も施術所で勤めていましたが、数年働いても給料が上がったのは雀の涙ほどでした。

この職場でずっと働いていても給料は大きく変わらないんだと思い転職を決意しました。求人なんて久しぶりに見た私はまたもやビックリ!とある求人の初任給が今までの自分の給料より高かったんです!泣

実際に転職してみて数年間勤続しましたが、当時のお給料と比較すると、なんと年収は200万円近く上がっていました業務内容は変わらず、休日も増えたのに年収でここまでの差があるとは思いませんでした。


引用:https://www.photo-ac.com/main/detail/3198919

昨今「新しい働き方」、「新しいライフスタイル」が提言されるようになってきました。

そんな中、「作業療法士も働く場所やスタイルも定型ではなく、もっと自分や家族に合わせたものにできるのでは?」と思う人が増えたと思います。

これから紹介する記事は「作業療法士の独立開業」、「フリーランス」として働くことについて取り上げています。

今の働き方に疑問を持っている皆さんの参考になればと思います。

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作業療法士は独立開業できるの?

引用:https://www.pakutaso.com/20160732188post-8325.html

独立開業するためには、開業権が必要になりますが、作業療法士には開業権がないので「リハビリテーション分野」においては開業できません

何故ならば、個人でリハビリテーションを実施しても、医師の指導に基づいていない限り、医療保険への請求はできないからです。

さらに、「四病協」が2019年に「PT・OT の開業は望ましくないとの認識」としてリハビリ専門職の開業を反対していく姿勢を見せています。

以下は引用です。

四病院団体病院協議会は4月17日に総合部会を開き、最近の医療行政などをめぐり、意見交換を行った。

終了後の会見で、日本病院会の相澤孝夫会長は、理学療法士(PT)や作業療法士(OT)などリハビリ専門職が、医療保険によるリハビリテーションを提供するため、独立して開業するのは望ましくないとの認識で一致した。

以上のように、「四病協」に所属する病院や所属する医師たちは作業療法士の独立開業するのに反対しています

しかし禁止しているのは「医療保険によるリハビリテーション」の提供ですので、別の分野での開業は可能なんです。

詳しくは次の項目で説明します。

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作業療法士として別の形での開業方法

引用:https://www.pakutaso.com/20191104318post-24190.html

「作業療法士は独立開業できるの?」の項目で触れましたが「保健医療のリハビリテーション」に関わる開業はできません。

しかし、作業療法士の資格と+αを組み合わせて「医療保険適用外の事業」としての開業は可能です。

では、説明していきましょう。

整体院を開業する

引用:https://www.pakutaso.com/20160621161post-8106.html

整体院は「医療保険適用外の事業」となり、整体師としての活動は、資格が必要ないというメリットがあります。

さらに、手続きも比較的少なく、税務署への開業届を提出することで、整体師として開業することができます。

ただ、整体・療術、カイロプラクティック、オステオパシーなど、各施術の知識や技術はもちろん、業務を行ううえでの環境や設備に関するノウハウも必要となります。

注意点としてはあん摩マッサージ指圧、はり、きゆう、柔道整復などには資格が必要にあり、無資格でこれらの施術を行った場合あん摩マツサージ指圧師、はり師、きゆう師等に関する法律」において処罰の対象になるので気をつけてください。

訪問看護ステーションや、デイサービスを開設する

引用:https://www.pakutaso.com/20180952262post-17576.html

条件はありますが「訪問看護ステーション」、「デイサービス」の開設ができます。

条件は2つ

  1. 介護保険の指定基準を満たす
  2. 介護報酬を請求できる体制を整える

この条件を満たせば、「介護保険によるリハビリテーション」となるので、開業できます。

しかも、作業療法士としての資格を十分に活かすことができますね。

以下は条件の詳細になります。

1.介護保険の指定基準について詳細

介護保険の指定を受けるためには①「人員基準」、②「設備に関する基準」、③「運営に関する基準」の3つの指定基準を満たす必要があります。

以下に詳細を記述します。

①人員基準

最低でも3.5名になります。

内訳は、管理者1名(常勤:保健師または看護師)、看護職員2.5名以上(最低1名は常勤、常勤換算で2.5名以上:保健師、看護師、准看護師のいずれか)

※ 作業療法士は、基準には含まれていませんが、「職員」として、訪問看護を提供することができます。

②設備に関する基準

以下の3つが定められています。

  • 事業の運営を行うために、必要な広さを有する事務室があること
  • 事務室と区分された相談室があること
  • 訪問看護の提供に必須な設備や備品を備えること(車両、事務機器、感染症予防として消毒に使用するものなど)

③「運営に関する基準」

主治医の指示に基づいた適切な訪問看護の提供がなされるよう、記録や管理についての基準などが定められています。

指定基準を満たす準備が整った後に必要な書類を作成し、介護保険の指定を行う都道府県等へ提出します。

審査が通り、訪問看護事業所として指定を受けることができれば、開業(=事業開始)となります。

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独立開業したら年収は増えるの?

引用:https://www.pakutaso.com/20130551134post-2727.html

一概には増えると断言できません。

なぜなら、以下の2つのバランスによって大きく異なるからです

① 収入:開業した事業にどれだけの利用者がいて、どのくらい報酬を貰えているのか。

② 出費:人件費やテナント代、そこで発生する光熱費、使用物品や消耗品の出費がいくらになるのか

軌道に乗れば、専属作業療法士以上の収入を得ることが可能ですが、利益がでるまで長期戦になると思います。

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作業療法士はフリーランスとして働ける?

引用:https://www.pakutaso.com/20140135016post-3708.html

新しい働き方として「フリーランス」は話題になっています。

でも、作業療法士はフリーランスで働けるかという疑問がありますよね?

次は、作業療法士とフリーランスについて説明しましょう。

フリーランスとは?

引用:https://www.pakutaso.com/20131103310post-3455.html

まず、フリーランスとは何?ということから触れていきましょう。

ズバリ、フリーランスとは「個人」で「会社や団体などに所属せず、仕事に応じて自由に契約する人」のことです。

個人で契約を結ぶので、契約内容などはある程度自由に設定できるというメリットがあります。

一方、デメリットも主に2点あります。

① フリーランスは企業に雇用されていないので、「労働基準法」などの労働法規が適用されない。

例えば「最低賃金」「労働時間」「休日」「有給休暇」「労働災害での補償」など、会社に勤める人を保護する規定からは対象外となります。

つまり、独立した事業主として、多くを自己責任で進めなければなりません。

② 個人で契約を取れるだけの技術の高さや実績、人脈が必要になる。

厳しい話ですが、何も実績もなく技術がない人に仕事を任せる組織は有りません。

外部の人に任せる仕事は、内部の人にはできない仕事(期間が厳しい・難易度が高い:報酬 高)か(簡単な作業だけど、人員が少ないため外部委託する:報酬 低)になります。

安定した報酬を得られるフリーランスを目指すには、まずは組織に所属して、技術や実績を作り、人脈を作ってからの方がいいでしょう。

作業療法士としてフリーランスで働く方法

引用:https://www.pakutaso.com/20150622156post-5600.html

「作業療法士は独立開業できるの?」の項目でも触れましたが、リハビリテーションは「医師の指導の元」に行わなければいけません。

なので作業療法士の業務をフリーランスで行うことはできませんが、複数の施設で非常勤で働くという方法があります。

常勤とは違い「福利厚生」の面では待遇を受けることはできませんが、比較的時間を自由に使えるというメリットがあります。

+αでフリーランスとして働く幅が広がる

引用:https://www.photo-ac.com/main/detail/450195

作業療法士としてではなく、それを基礎にして別の技術や資格を組み合わせることによってフリーランスとしての幅は広がっていきます。

以下はその一例を2つ紹介いたします。

施術を身につけて、リラクゼーションセラピストとして活躍する

引用:https://www.pakutaso.com/20160541147post-7967.html

医療分野の「あん摩マツサージ指圧師」の業務はできませんが、リラクゼーションとしてのマッサージ業務は可能です。

さらに、「医療分野」に精通しているため、普通のセラピストとは違い「医学的根拠があるアプローチ」ができるという大きな強みがあります。

また、サロンによっては未経験を募集し、研修からやってくれる所もあるので働きながら技術を身につけることも可能です。

仕事の場は、サロンの他にスーパー銭湯やホテルなどがあります。

インストラクターになる

引用:https://www.photo-ac.com/main/detail/3089111

例えば「介護予防体操」の講座や教室を開いて講師になるという手もあります。

デイサービスや、住居型老人ホーム、公民館や市民センターに出張して体操教室を行うなど、活躍の場はたくさんあります。

また、ある程度実績を得たら、今度はインストラクターを育てる教室を開くなどの方法も取ることができます。

フリーランスになれば収入は上がるの?

引用:https://www.photo-ac.com/main/detail/3449604

こちらも、収入が上がるとは一概に言えません。

フリーランスとして高収入を得るには①「高い技術と豊富な知識」 ②「実績」 ③「人脈」が必要になるからです。

これを手に入れるためには経験や実績を積んだり、SNSやブログで集客したりといった長い努力と下積み期間が必要になると覚悟したほうが良いと思います。

また、正社員時代には会社がやってくれた年末調整などを自分でやるという負担も出てくるので、それを踏まえてよく検討してみてください。

フリーランスとして独立する際にも施術技術以外にもマーケティングや経営の勉強は必須となります。

開業後にダメだったら辞めればいいはなかなか通用しません。

開業にも多大な資金が必要になりますので、独立前に経験を積むための転職も大いにありでしょう。

作業療法士が独立開業する為には何が必要?フリーランスとしても働ける?まとめ

引用:https://www.pakutaso.com/20140357087post-4005.html

開業独立のまとめは以下の3点です

  1. 作業療法士は開業権が無いので開業はできない。
  2. しかし「作業療法士」として働くのでなければ、整体院を開く、看護ステーション・デイサービスを開設するという手段がある。
  3. 独立開業して収入が上がるかは一概に言えなく、長い下積み期間があるという覚悟が必要になる。

フリーランスのまとめは以下の3点です。

  1. 作業療法士としてフリーランスでは働けないが、非常勤で働くという選択肢がある。
  2. +αの資格や経験を得ることでフリーランスとして働く幅が増える。
  3. フリーランスになって収入が上がるかは一概に言えない、また高収入を得るには①「高い技術と豊富な知識」 ②「実績」 ③「人脈」が必要になる

以上になります。

この記事が、新しい生き方を探している皆さんの助けになれば幸いです。

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