理学療法士が高度専門士や博士号を取ったら給料はどうなる?

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引用:https://www.photo-ac.com/

理学療法士になった多くの人は病院や施設、高齢者向けの施設などで働いている人が多いのではないでしょうか。

 

理学療法士になったけどもっと専門的に学びたい
今の給料では満足できないから専門的な知識を身につけて給料をあげたい
今の職業で興味のある分野をもっと学びたい

 

働き始めるとこのように考え始める人もいると思います。

そこで、今回は理学療法士の高度専門士や博士号の取得方法や取った際の給料についてご紹介していきます。

 

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高度専門士、博士号とは

引用:https://www.photo-ac.com/

理学療法士になった上で次のキャリアや給料をあげることを考えるのは自然なことだと思います。

理学療法士になった上で、さらに次のステップとして高度専門士や博士号を取得するといった選択肢があります

そもそも理学療法士の高度専門士や博士号とはどのようなものなのでしょうか。ここでは高度専門士や博士号についてご紹介していきます。

 

理学療法士の高度専門士とは?

大学や短期大学、専門学校を卒業すると、これらの教育機関で教育を修了した事を証明する、学位や称号が与えられます。

大学を卒業した場合には「学士」、短期大学を卒業した場合には「短期大学士」、専門学校を卒業した場合には「専門士」が与えられます。

これらの学位は就職の際に重要視されることがあり、進学では学位が必ず必要になります。

「高度専門士」とは専門学校の中でも文部科学省が設ける基準をクリアした学校を卒業した人にのみ与えられる学士の事を指しています。

「高度専門士」は高度な知識や技能を有し、4年制の大学を卒業した人と同等の学力があることの証明として与えられます。

 

博士号

大学には学部、修士、博士という流れで進学していきます。

博士とは修士課程を終えて、さらに専門的な知識を身に着ける際に進学します。

そもそも学部を卒業して修士課程に進学する人が少ない中で、博士課程まで進学するとなると、定員や進学者がとても少ないです。

博士課程を卒業すると、「博士号」と取得することができます。

 

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高度専門士を取得するには?

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高度専門士を取得するには、先ほどもご説明したように4年制の専門学校を卒業する必要があります

しかし、ただ4年制の専門学校を卒業すれば良いという訳ではありません。

高度専門士が取得できる専門学校の要件は下記のとおりになります。

・修業年数が4年以上であること
・課程修了に必要な総授業時間数が3400単位時間以上であること
・体系的に教育課程が行われていること
・試験などによって成績評価を行い、その評価に基づいて課程修了を認定すること

以上が専門学校で高度専門士を取得できる条件になります。

詳しい専門学校のリストは文部科学省のHPに掲載されているので確認してみましょう。
https://www.mext.go.jp/a_menu/shougai/senshuu/1280752.htm

 

高度専門士を取得するメリット

高度専門士は特定の専門学校を卒業した人が取得できると先ほどご説明しました。

高度専門士は大学卒業と同格の資格として認識されています

そのため、専門学校から大学院に進学するためには高度専門士の資格を取得するか、4年制の大学に編入して、大学院に行くという方法があります。

大学院に行かないのであれば、高度専門士を取得しなくても良いという訳ではありません。

高度専門士にはいくつかのメリットがあります。

(1)就職面でのメリット
高度専門士の資格があると4年制の大学卒業と同格と見なされるため、就職でも他の専門学校を卒業した人よりも有利に働きます。

また、4年制の大学を卒業した人と、給料に関して差が出ることはあまり無くなります

 

(2)進学でのメリット

高度専門士の資格があるということは4年制の大学を卒業したのと同様となるので、専門学校卒業後、そのまま大学院に進学することができます。

大学院に進学することで、研究者や教員、保健師、助産師といった様々な将来の可能性が広がります。

また、理学療法士だけでなく、作業療法士としても看護師としても働くことができる可能性があります。

 

(3)専門学校でのメリット

高度専門士が取得できる専門学校であれば、4年制となるので、じっくりと勉強することができます

専門学校によってそれぞれ特色はあるものの、時間をかけてしっかりと学びたい人にはおすすめの選択肢となります。

 

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博士号を取得するには?

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博士号を取得するためには修士課程を終えて「修士号」を取得しておく必要があります。

修士号は学士よりも高度であり、博士号は修士号よりも高度な知識が求められます

そのため、修士課程では所属している大学内の教員だけで論文の審査などが済まされることがありますが、博士課程では学外からの論文の審査も必要となり、求められる難易度が高くなります。

大学によって満たすべき条件は異なりますが、掲載や受理されている論文が必要であったり、英語論文が1本以上必要であったりします。

博士号を取得する道のりは長いものの、自分のスキルアップや専門性を高めるためにあるものと認識しましょう。

 

博士号を取得するメリット

大学を卒業して修士課程に進学し、修士号を取得後、さらに博士課程に進学するというのは長い道なりです。

しかし、博士号を取得した先には様々なメリットがあります。

(1)大学教員になれる

博士号を取得しようとしている理学療法士には大学教員になりたい人もいます。

大学教員になれば理学療法士で病院などの医療機関で務めるよりもはるかに高い給料をもらうことができます。

さらに自分の専門分野を深めることができたり、比較的自由度の高い研究をすることができます

 

(2)違う分野にも変更できる

理学療法士が修士を取得し、博士課程に進学する際、必ずしも理学療法学博士に進学する必要はありません

例えば、医学や教育学、社会学などの分野の博士号を取得しても問題ありません。

他の分野の博士号を取得することで、それらの学問を理学療法士に活かすことも可能です。

また、海外の大学院に進学し、博士号を取得することで、他の理学療法士と差別化を図ることもできます。

 

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高度専門士や博士号を取った時の給料は?

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理学療法士の平均年収は約400万円で、平均月収は男性で約27万円、女性で約26万円です

理学療法士の給料は他の医療系の資格と比較すると高収入とは言えません。

高額専門士を取得した場合、4年制の大卒と給料はそこまで差はなくなるものの、資格を取得しない場合とほとんど変わることはないでしょう。

博士号を取得した場合は、就職先や職業によってかなり異なります。

ただ、博士号を取得した場合大学や専門学校の教授になることができるので、年収は約1000万円以上になることも可能です。

また、博士号を取得することはかなり専門的な知識が得られるだけでなく、就職の選択肢もかなり広がります。

学ぶ内容によっては看護師になれたり、作業療法士になることも可能ですので、博士号を取ることで将来の選択肢が幅広くなると考えられます。

 

まとめ

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今回は高度専門士と博士号についてご紹介しましたが、いかがでしたでしょうか。

高度専門士は特定の専門学校を卒業することで取得できる資格ですが、資格を取得したからといって、それほど将来の給料が変わる訳ではありません。

しかし、高度専門士を取得することで、大学院への進学の選択肢が増えたり、高度専門士が取得できない学校に行くよりもじっくりと学ぶことができます。

博士号を取得すると、大学の教授やそのほかの医療専門職になれたりと将来の選択肢が広がります。

大学の教授になれれば、年収1000万円も夢ではありません。

理学療法士になり、さらなるキャリアアップを目指すのであれば高度専門士や博士号も考えてみるのもいいかもしれません。

 

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