理学療法士はマッサージが下手?リハビリにおけるマッサージの効果は?

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理学療法士の施術の手法のひとつでもある「マッサージ」。
リハビリテーションにおいて大事な役割を果たすマッサージですが
本当に理学療法士はマッサージが下手なのでしょうか?

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理学療法士の本来の業務

引用元:https://www.photo-ac.com/

理学療法士のミッションは、患者さんのリハビリテーション、
つまり患者さんの運動機能の回復を目指し、様々な支援・施術をすることです。

主に医療機関で働く人が多い理学療法士ですが、
その多くは「リハビリテーション科」「整形外科」に在籍しています。
ドラマなどで見かける歩行訓練のサポートをしていたりする人ですね!

運動療法と物理療法

施術の方法としては、大きく2つに分けられます。
「運動療法」と、「物理療法」です。

まず「運動療法」とは、例にも挙げた歩行訓練など、
実際に患者さんの体を動かして行うリハビリテーションを指します。
患者さんの回復度合いが目に見えてわかりやすいのはこちらかもしれません。

次に「物理療法」ですが、患者さんに温熱・寒冷・水・電気などを用いて、刺激を施す療法です。
整骨院などに通ったことがある方はイメージしやすいかと思いますが、
ベッドに寝そべって、電気パッチを幹部に貼り、微量の電流を流したりする施術があるかと思いますが、
ああいった施術も、物理療法の一部です。

働く場所や、総合病院なのかによって患者さんの年齢層や疾患の原因はさまざまで、
事故や病気からのリハビリを求める患者さんもいらっしゃれば、
眼精疲労に悩む方や、部活で手術をするほどではないケガをした学生さんなどが患者さんになることもあります。

理学療法士は、患者さんそれぞれのコンディションに合わせて
運動療法なのか物理療法なのか、はたまたどちらも組み合わせてなのか、患者さんに施術をする運びになります。

そのため、毎回毎回がオーダーメイドな施術・訓練になり、
患者さんの容態のフェーズによって使う療法・使わない療法、バラつきが出て来ると言えます。

患者さんの受け入れと理学療法士

また、患者さんを迎える理学療法士側の体制として、総合病院などでは、
急性期・回復期・維持期と患者さんの容体をジャンル分けし、
それぞれにチームを組んで施術対応をするようにしていたりします。

急性期担当では、ICUなどの救急医療の現場で患者さんのサポートを行うため、
患者さんの顕著な回復過程をそばで支援できます。
この時期は特に患者さんの機能や能力の改善を実感できる一方で、
一瞬たりとも気を抜けず救急医療以外の担当者とも密に連携を取ることを求められます。

患者さんの体調の変化にも敏感でないといけませんため、リハビリテーションの難易度も
それほど高いものは施しません。

次に、回復期ですが、急性期より進歩した内容のサポートを行っていきます。
患者さんの社会復帰に向け、衣服の脱ぎ着や食事をとることなど、といったレベル感の
リハビリテーションが始まります。

当たり前のことができなくなっている…と心を痛めてしまう患者さんも中にはいらっしゃるため
訓練に対してストレスや辛さを感じる方もいらっしゃいます。
心のケアと合わせてリハビリテーションを求められるのが回復期のサポートです。

最後に、維持期について。
回復期同様、患者さんの生活に寄り添ったケアが求められます。
ただし、回復期と違うことは、病気やけがを発症してから長い時間が経つ患者さんを看ること。

維持期の患者さんは、回復期とは違い、長く同じ症状に悩まされている人が多いです。
そのため、客観的に日々のリハビリの成果が見えていたとしても、
患者さんご本人は、良くなっているという実感を得にくいことも少なくありません。

このように、どのフェーズの患者さんを持つことになったとしても
ケガや病気の状況もしかりですが、患者さんの気持ちに寄り添ったサポートが必須と言えます。

そこで大切になってくるのが、今回のトピックス「マッサージ」なのです。

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マッサージと理学療法士

引用元:https://www.photo-ac.com/

理学療法士にとってのマッサージの役割は、細かく分析すればもっと出てきますが、
大きく分けて2つあります。

施術効果を高める

まずひとつめは、「運動効果を上げること」です。

一般的にも知っている方が多いとは思いますが、
運動前のウォーミングアップとしてストレッチや軽いジョギング、バイクを漕ぐなどして体を温めたりするのは
可動域を大きくしたり、代謝をUPさせたり、ケガの予防をしたり、運動効果を上げる働きがあるとされています。

リハビリテーションにおいても、患者さんの疾患の度合やコンディションにもよりますが
施術の最初は体をほぐし、温めるところから始まることが多いです。

整体院に行ったらまず暖かいベッドに寝かされることが多くないですか?それと同じです!
筋肉を温めほぐし、リハビリテーション効果を上げるため、施術の最初にマッサージを行うことが多いです。

患者さんとのコミュニケーション

ふたつめは、「患者さんとのコミュニケーション」です。

前項でも触れたように、患者さんのコンディションが急性期であれ、維持期であれ、
リハビリテーションに対してのネガティブな気持ちや
心の中に抱えていることを引き出す時間にマッサージは向いています。

医師や看護師よりも、患者さんに寄り添え、日々の進化を見ている理学療法士にしかできない仕事と言っても過言ではないでしょう!

マッサージをしながら、体を温めたり、筋肉をほぐすことで患者さんの気持ちもほぐしていく
患者さんとの信頼関係を築く最大のチャンスとも言えます。
そのため、施設によってはマッサージに力を入れている所も少なくないようです。

患者さん自身もマッサージが好きな方も多いですし、
施術の最初に取り入れたり、しっかり運動療法を頑張った最後に行ったりと、
運動前後の「ストレッチ」のようなタイミングで取り入れるのも良いでしょう。

心も体も、患者さんにリラックスしてもらう、それが理学療法士にとってのマッサージの大義かもしれません。

本当に理学療法士はマッサージが下手?

ほぼ毎日行っていると言っても過言でないマッサージですが、
稀に、あまり上手でない方がいらっしゃるようです…

その特徴としては、以下3つがあげられます。
①患者さんをリラックスさせてあげれていない
②指圧が弱い/強い
③患者さんの反応を見ていない

テクニック的なことも挙げられているようにも見えますが、
正直そんなこと、場数を踏めば踏むほど勝手についてくると思います。

大切なことは③患者さんの反応なのです。

これさえ押さえれば、患者さんは心も開いてくれますし、
こちらも、患者さんの思うところがわかるようになり、信頼関係が生まれ
こちらの狙い通りのマッサージができるようになるはず。

理学療法士は、日頃勉強熱心にさまざま研究されている方が多いのですが
施術はその蓄えた知識を実践する場ではありますが、実験をする場ではありません。

患者さんの身も心もほぐすこと、それが理学療法士にとっての
大事なマッサージミッションだと言えましょう。

ぜひ、日頃のご自身のマッサージを振り返ってみてください◎

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マッサージのプロはあんまマッサージ指圧師

引用元:https://www.photo-ac.com/

テクニックは後からついてくる、と言ったものの
こういう部位が痛い人には、どこをマッサージすればいいのか、
少しでも知識がほしいな、と感じた人もいるのでは?

実は、マッサージの国家資格があるのです。

あん摩マッサージ指圧師

あん摩は中国古来の療法で、押す・撫でるを行い、血行促進を促すもの。
マッサージはヨーロッパで行われた皮膚への刺激で血流を行うことを指すため、目的が全く違います。

リハビリテーションで目標としている動きやレベルに到達するために
あん摩・マッサージが存在するといったところでしょうか。

コリや筋の緊張をほぐすことにもつながりますので、施術の幅を広げるのには最適かもしれません。
また、お客さんの層もどこかに疾患を抱えている患者さん、というよりは
体が凝っていて困っているというような健常者さんもターゲットにできるため
この資格を持っているだけで、来訪されるお客様の幅もまた広がりそうですね!

開業もできる

あん摩マッサージ指圧師は、理学療法士と同じ国家資格の一つでもあるのですが、
開業できない理学療法士とは違い、開業権が認められています。
そのため、自分の施術所を持ちたいという理学療法士さんが、よく取る資格にもあげられますし、
実際この資格を活かしてご自身の店舗を持たれる人もいらっしゃいます◎

ゆくゆくは、自分の店を持ちたいな、と考えている方はいい機会かもしれません!
知識は自分で勉強すれば蓄えられますが、実技はなかなか一人で体得するのは難しいもの…

本気でマッサージで開業を目指したい方がいるのであれば、
あん摩マッサージ指圧師も在籍しているような施術所に、転職するのも手かもしれません!

ぜひ、今後のキャリアを考えてみてください◎

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『給料が少ない』

『休みがない』

『貯金がない』

『今の職場はストレスが溜まる』

『人間関係に疲れた』

理学療法士や作業療法士の国家資格を取得して就職をしたものの、給料面や休日などで現状に不満があるセラピストの方は非常に多いかと思います。

そんなセラピストの方にオススメなのはズバリ転職です!!

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私自身も施術所で勤めていましたが、数年働いても給料が上がったのは雀の涙ほどでした。それでもいつか給料が上がると信じて、休日も月に4回で頑張っていました。ある日私より5年先輩の上司のお給料を聞いて驚愕しました。金額が私と1万円ほどしか変わらなかったのです。

この職場でずっと働いていても給料は大きく変わらないんだと思い転職を決意しました。求人なんて久しぶりに見た私はまたもやビックリ!とある求人の初任給が今までの自分の給料より高かったんです!泣

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