リハビリにおける作業療法の塗り絵の効果や目的とは?

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リハビリには理学療法士が主に行う筋肉トレーニングや歩行練習などのものから、作業療法士が主に行う家事動作や塗り絵・折り紙といった細かな作業をするものがあります。

今回はこの作業療法士が主に用いる「塗り絵」について具体的にどんな目的や効果があるのか見ていきましょう。

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塗り絵の目的とは?

https://2.bp.blogspot.com/-Z1Qclw6rUUE/VozfaiOIj7I/AAAAAAAA2k4/3_QZ3SI3vWk/s800/oekaki_nurie_boy.png

引用:https://www.irasutoya.com/

塗り絵は小さい子供がするものというイメージがあり、著者自身も塗り絵を最後にしたのはもう思い出せないくらい前ですが、リハビリの場面では手先損傷後の回復治療のためや、脳疾患や認知症の治療などによく使われています。

準備の手間暇があまりかからず、小さい子供から高齢者まで幅広く活用できるのが特徴です。

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塗り絵にはどんな効果がある?

https://3.bp.blogspot.com/-MN_EjmFrmQ4/VZ-R2uxuUYI/AAAAAAAAvQU/7YQ6XdQmPC0/s800/nurseman_question.png

引用:https://www.irasutoya.com/

脳全体を活性化する

塗り絵とは主に手先を使いますよね。人間の指先は他の体の部位と違い、掴む・握るだけでなく掴む強さを調節したり物の手触りが分かったりなど細かな動きや感覚があります。

なぜ手先はこんなに繊細な動きができるのかと言うと、体を動かすためには脳の「運動野」という部分が関係していて、この運動野が体に指令を出して筋肉を収縮させて動かしていますが、足や肩などより手先や口に指令を出す領域がとても大きいからです。

これは指や口がより細かい運動が要求されるためです。

そのため指先を使うことで、運動野をより広い範囲で刺激させ、脳の血流を増大させ活性化につながるという訳です。(口でも同じような効果があります…!)

ちなみに立った状態で大きな壁画を行えば全身を使ったダイナミックな動きを伴い、より脳血流が促されますね。

また長く寝たきりになっていた人に対しては、座位の姿勢を保ち、腹部の筋肉を補強することもできます。

具体的な作業療法の場面では、例えば真っ白な紙に黒い線だけで描写されたイラストを塗るためには
視覚を通して全体像を把握・認識する(脳の後ろ部分)
・今までの知識(過去に見た形や色を参考)や経験をたどり、ふさわしい色を判断する(脳の側面)
・それらの情報を元にどう進めるか。プランを立て実際に手を動かし、ペンを握り着色する(脳の前の部分(運動野など)

という脳全体をフル活用する必要があり、単なる筋肉トレーニングよりも楽しんで練習を続けられ、かつ脳全体の活性化が図れるのが利点です。

また最近は、「大人のための塗り絵」が30~40代の女性に話題となっています。

子供向けの塗り絵よりも細かな描写になっており、浮世絵のような昔ながらの絵画や有名画家の作品を塗り絵にアレンジしたもの、美しい景色・想像上の生き物などを描写したものが人気となっているようです。

リハビリの場面でも、特に年齢を重ねた方だと子供用の塗り絵では「子供じみている」と嫌がられたり中には「人を馬鹿にして」と怒る人もいらっしゃいます。

そういう人達には大人のための塗り絵の方が受け入れられやすいでしょう。そんな「塗り絵」をリハビリに取り入れる施設は増えているそうです。

 

ストレス解消、リラクゼーション効果がある

塗り絵作業中の脳を調べてみると、心身がリラックス状態であることを示す脳波がしばしば見られています。

とある教授は、「音楽鑑賞やヨガ、太極拳などと同じで、塗り絵に取り組むと呼吸が整う。無意識にした深呼吸が自律神経を良い方向に調整するためだ」と説明しています。

また心配事やストレスの原因を考えすぎている脳を、単純作業が解放する影響もあるといいます。

そのため心理的ストレス発散自律神経を整えるという効果があると考えられています。

色を塗るだけでストレス発散になるの?と思うかもしれませんが、塗り絵をすることで集中して自分の世界に入り雑念が消えます。

そして完成した時の達成感がストレス解消につながるのです。

子育て、家事、仕事に追われたり、自律神経が乱れやすい女性にはぜひ趣味にしてみたいですね。

時間は30分程度、単純な絵より複雑な絵柄のものを選ぶとよりリラックスしやすいです。

 

子どもが遊ぶ際にも、少なからずこうした効果は期待できるかもしれません。さらに、次のような良い影響も考えられます。

運筆能力がアップする

子どもなので最初は色鉛筆やクレヨンを持つ手はぎこちないですが、徐々に慣れていき、線からはみ出さないように塗れるようになります。

このようにして運筆能力がアップし、やがてお絵かきや文字を書く力につながっていきます。

 

集中力がアップする

枠からはみ出さないように塗る、色合いを考えるなど結構集中力を使います。

塗り絵を続けることで集中力の向上が期待できるでしょう。

 

色の使い分けができる、色の名前が覚えられるようになる

最初は色の名前もわからず1色で塗りたくってしまう子供も多いでしょう。

しかし塗り絵を続けていくことで徐々に複数の色を使い分けたり色の名前を覚えていくのです。

 

達成感を得ることで自信が高まる

塗り絵だけではありませんが、完成させることで達成感を得ることができ、子供の自信を育てることができます。

小さい頃の達成感や自信は次の新しいことへの意欲につながります。

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塗り絵をするときの注意点は?

注意をするお母さんのイラスト「しー静かにしなさい」

引用:https://www.irasutoya.com/

このように良い効果ばかりの「塗り絵」ですが、注意したいのは対象者の年齢や症状に合わせて素材を選択することです。

上記でも挙げたように高齢者の方に子供用の塗り絵を提供しても受け入れられないことがあります。

また、指先が上手く使えず逆にストレスを溜める結果となることもあります。

そうした場合、逆に脳への働きを弱める結果となる事があります。

あくまで、リハビリの主体は患者様にあるということを周囲は確認しておきましょう。

小さい子供に対しては塗り絵をしやすいよう細かく指摘しない、たくさん褒めてあげる、一緒に楽しむなどのサポートをしてあげましょう。

 

また塗り絵をするときの着眼点として、筆圧や色鉛筆の持ち方向き座位保持力などを確認しどこが患者様にとって難しいのかを見て評価していきます。

他にも脳疾患がある人は色の選択や適切な作業手順道具の扱い注意・集中の維持なども見ていきます。

認知症、脳疾患と一概にいっても誰1人として同じ症状の人はいないのでしっかり観察・評価しその人に合った塗り絵の仕方をやっていくことが大切です。

他にも素材や大きさを変えてみるのもいい刺激になるでしょう。

例えば、薄い紙に描かれた下絵を印刷した紙を段ボールの上に貼ってみるのはいかがでしょうか。

見慣れた下絵や紙ばかり提示していては、患者様の意欲や興味・関心を引き出せません。

いつもと違った感覚で線をなぞる、没頭するという時間を過ごすからこそ、達成感や開放感を味わえる方も少なくないはずです。

他にもさらりとしたケント紙、凹凸のある画用紙、薄く小さな色紙などの素材もいいでしょう。

また、平らな紙だけではなく、小さな箱に描かれた下絵を使えば、手指や上肢を動かす範囲が変わります。

色鉛筆以外にも、クーピーペンシルや絵の具、サインペンなど、いろいろな道具を揃え対象者の自由な発想を促したいです。 

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まとめ

https://2.bp.blogspot.com/-lxg0cJKcjls/VpjCc9IsR3I/AAAAAAAA3Ag/2jhFOL0scH4/s800/group_people.png

引用:https://www.irasutoya.com/

塗り絵による作業療法は、身体障害・精神障害・高齢者・子どもなど広範な領域で活用できる作業の一つです。

その効果としては、脳全体の血流を促進できることや、ストレス解消やリラクゼーション効果が得られることです。

しかし注意点として対象者とそのニーズに合わせて行うことが大事です。そこがズレてしまうと逆効果になってしまうので気を付けましょう。

また、脳機能を維持していくためには「毎日続けること」がとても大切だと言われています。

その点でも塗り絵は準備や片付けが少なく、軽い気持ちで始めることができます。

そのため今後さらにこの塗り絵が有効活用されていくことが期待されています。

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